タイスペシャルティーコーヒーのトップ品質をカップしてみる
久しぶりの投稿となります、タイ石光の橋本です。
タイはすっかり真夏の季節となり一年で最も来てはいけないくらいアツい時期となりました。
さて、そのサマーシーズンを迎えるとタイ産コーヒーの流通が活発になる時期になるわけですが、今年も大変光栄なことに、タイスペシャルティーコーヒー協会からタイ産コーヒー品評会の審査員を拝命いたしました。今年で3年目となります。
ウォッシュド、ハニー、ナチュラルの3カテゴリーに分かれてタイ国内全国各地のコーヒー生産者からコーヒー原料が送られてきます。そこから認定センサリージャッジが予選の評価を行い、決勝ラウンドに進んだ優良ロットがインターナショナルジャッジも追加されて再び評価され、最終ランキングされていきます。
昨年は全体で440ロット、今年は351ロットの中から精選別にトップ10が選出され、オークションで落札されていきます。
ちょうど先週まで予選ラウンドを行い、今週(6月9日の週)決勝ラウンドを実施しています。
全体的に昨年より品質は上がっているように感じられ、生産者並びにコーヒー関係者すべてに敬意を表したいと思います。とても素晴らしいコーヒーに出会えて仕事を超えて感銘を受けております。
栽培品種は最近ではゲイシャやジャワ、ティピカ等も増えており、トップクラスはほぼこういったラインアップになりますが稀にハイブリッドであるカチモールも入ってきます。しっかりと丁寧に真摯に品質に向き合いながら創り上げていることを考えますと、自然と生産者に拍手を送りたくなります。
若いジャッジの皆さん、また国際審査員の皆さんやスタッフの熱意ある言動から多くの学びと気づきをいただいております。私もコーヒーの経験は20年を超えてきていますがいつまでも刺激を受けながら日々勉強していき、この成長真っ只中であるアジアのコーヒー産業に関わっていきたいと強く思っています。
是非機会があれば皆様もタイのコーヒーを飲んでみてください。きっと世界に負けない風味のタイコーヒーを楽しんでいただけると思います。