コストパフォーマンス
相場が高止まり、先行きが非常に不鮮明、毎日平気で10セントずつ動くようなここ数年に於いて、使用する商品やオリジン選びも相当難しい状況と思います。
例えば、これまで「コスパを語る際にはこの商品」が通用していても、昨今では買付から入港までの相場変動次第で結果的にコスパ品とはならなかった・・・となることも珍しくありません。
こういう結果論で答えが変わる問題はいくら考えてもどうしようもありませんが、それでも結果論としての傾向でコスパが高いと思うオリジンがあります。
それはルワンダです。(私がアフリカ担当なので独断と偏見でアフリカオリジンの中から選んでいます)
価格についてはルワンダの買付時期がここ2年に於いてその後相場が急騰する前段階にあたることもあり、あくまで結果論として優位となりました。
それ以外でも、コスパが良くなる要素として非常に重要な「品質の安定性」が優秀です。
ウォッシングステーションでの原料(チェリー)受入れ精度、ポテト臭排除の為の徹底されたハンドピック、買付可能期間から船積み及び入港までのリードタイム(早い)などなどが上手く機能し毎年かなり品質安定している様に感じています。
用途によってやはりポテト臭が使用検討に於いてクリティカルな問題になりかねないはネックに違いありませんが、仮に全オリジンでコスパトーナメントを開催したら間違いなく上位に食い込むでしょう。(繰り返しますが、思いっきり独断と偏見です)
これを言うと身も蓋もありませんが、このような相場ではそもそも1商品を切り取って瞬間風速のコスパを語るのはナンセンスな気もしてきます。
年間を通して複数の商品の組み合わせや切り口で高コスパを実現する運用方法を考えていくのが一番現実的でしょうか。
石光商事のルワンダはスカイヒルという単一ウォッシングステーション指定のマイクロロットコーヒーがあります。
今年は大体11月頃には出荷可能になる予定で、この品質でこの価格という正にコスパを体現していると思います。
また、上記がオーバースペックになるような場合は、来季以降になりますが品質と価格をもう少しバランスよくする(ボリュームゾーン)商品もアイディアがあります。
今までルワンダを検討したことが無いというお客様も是非この機会にご検討いただけますと嬉しいです。
アフリカエリア担当
鈴木