中米&ベトナム担当のパウです。
今週は中米の主要生産国及びベトナムについて簡単に最新情報をアップデートさせて頂きます。
グアテマラ: 東部地域からの初期サンプルの評価を開始しました。全体としてカップ品質は高く、風味の表現が良く、豆の成熟度もしっかりしています。
高温多湿の環境により、病害虫の発生率が高まりました。特に、従来型の管理や予防的対策への投資が限られる農園で、さび病とベリーボーラーの発生率が上昇しました。この不利な気候状況が原因で、生産コストが上昇しました。これらの対応として、農園では肥料や防菌剤、日陰管理などへの支出が増加しました。さらに、農村からの移動に伴う労働力不足が重なり、業界全体の運営コストを一層押し上げました。
弊社のウエウエテナンゴフアンシーの数日前に撮影した写真:画像の確認、画像の確認
ホンジュラス: 国立コーヒー協会(IHCAFE)によると、2024/25年産のコーヒーの輸出量は当初の予測より69万袋(60kg)不足し、9月末時点で合計468万7000袋となりました。IHCAFEによると、2025/26年度の収穫量は6.3%増の503万7000袋と予想されています。しかし、他の情報源では536万袋を超える可能性があると予想されています
理想的な気象条件が豆の生育に引き続き有利に働き、収穫量の増加が期待されています。降雨が続いているため、オクシデンテ地方全体で収穫開始が遅れています。収穫は11月中に回復し、12月中旬から2月中旬にかけてピークを迎えると予想されています。
ニカラグア: 最初の収穫が始まり、収穫作業が進行中です。断続的な雨のため、機械式乾燥機を持たない輸出業者ではパーチメント紙の乾燥が遅れています。収穫がまだ早いため、現在、現地価格は高騰しています。11月には生産量が増えるため、価格は安定すると予想されます。
ベトナム: 収穫がまだ2%程度しか終わっていないため生産者は慎重な姿勢を保っており、市場活動は限られています。しかし11月から12月にかけて天候が改善するにつれ、売買は活発化すると予想されます。中央高地地域では最近の降雨により新穀の成熟が遅れており、これらの地域からの供給が鈍いため、地元の価格に圧力がかかっています。依然として大雨が予想されますが、この時期としては異常ではありません。今後数週間で収穫活動が活発化する見込みです。
以上、ご参考になれば幸いです。