新聞各紙で内閣府が実施した「身近にある化学物質に関する世論調査」の結果が
報道されています。たとえばこんな感じ。
個人的には「化学物質」という表現自体いかがなものかと思うのですが、それは
さておき、おおいに疑問です。はたしてその表示を充実させることに意味があるのか?
消費者の多くは化学物質に「危険なもの」という漠然としたイメージしか持っていない
ようです。そのレベルの大衆が化学物質がずらずらと並んだ表示を見たらどう思うか、
何が起こるか・・・考えるだけでゾッとします。
表示を充実させるのはいいでしょう。ただし、それは読む側に正しく読む能力がある
ことが前提になります。いろいろなアンケートを見て、あるいはいろんなところで講演
させていただいて痛感するのは、多くの消費者は「知らないことを知らない」という
ことです。変えていくならまずは消費者の意識と知識からではないでしょうか。
石脇