ビルマ難民のサポートに没頭してきた著者が、ある日突然難病に襲われ、
苦しみ、そして前を向いて歩き出すまでの過程が綴られています。
痛々しい内容なのですが、著者の前向きな姿勢と軽いタッチの文章に
救われます。もっともおじさんには多少の抵抗のある文章でしたが、、、
支えること、支えられること、
ボランティアとはどうあるべきか、
社会とはどうあるべきか、
などなどいろいろなことを考えさせる一冊でした。
「困っているひと」 大野更紗著 ポプラ社
ISBN978-9-591-12476-5 1400円+税
石脇