日本エチオピア協会の40周年記念行事のおしらせです。
未曾有の災害に襲われた日本と大干ばつに苦しんでいるエチオピア、
2つの国のためのチャリティーイベントとのことです。
両国の文化を融合させた楽しいイベントになりそうです。
日時:2011年11月6日(日)開場17:00 開演17:30 閉演20:30
場所:JICA地球ひろば 3F
入場料:一般 ¥3,500 学生 ¥2,000
詳細はこちらから。
石脇
JICAがおこなっているコーヒー生産者の研修の1コマに農薬問題が
採り上げられおり、エチオピア、ネパール、コロンビア、ペルー、パナマ、
ニカラグアの生産者のみなさんに本日少しお話させていただきました。
準備に十分な時間がとれなかったのが心残りですが、それなりに参考
にはなったようで、とりあえずホッとしています。
農薬の話以外の私たちの本業の話、官能評価と機器分析のリンクの
ことやそれを利用した品質評価や商品設計のことに話が膨らんだのは
想定外でしたが、とても楽しい時間を過ごせました。
石脇
銀座の名店カフェ・ド・ランブルから発売されたグリッドミルを早速使ってみました。
下の写真左がそのグリッドミル。重量はありますが、非常にコンパクトな設計に
なっています。
写真の右がいつも粉の特性を評価するときに使用している機械です。早速挽いて
測ってみました。
まずはメーカー推奨の速度で挽いてみます。さすが粗挽き専用を謳っているミル、
粒度の中心がかなり粗い方に偏っており、微粉が少ないです。ざっと表面積を
計算してみると、店頭で販売しているコーヒーの半分くらいしかありません。
コーヒーをこれまでの倍量近く使用する覚悟?が必要かもしれません。
次に能力いっぱいに挽いてみました。粒度の均一性は大きくは変わりませんが、
全体に挽き目がやや細かくなり、その分微粉も少し増えます。そして何より
音が一気にうるさくなります。
メーカー推奨に従った方がよさそうです。
特性評価の詳細はいずれ「コーヒーの科学」ででも採り上げます。
とりあえずこんなところで。
このミルの詳細についてはこちらをご覧ください。
石脇
コーヒーの日10/1,それから 2日におもしろいイベントが開かれます。
詳細はこちらを。
第12回大会のチャンピオンAlejandro Mendez Perezさんのコーヒーが
飲める貴重な機会です。売り上げの一部は東北義援金として寄付されるとのこと。
石脇
2006年に出版された本です。先日書店で見かけるまで知りませんでした。
BOSSや伊右衛門の開発秘話はもちろん、いつもお世話になっている?プレミアムモルツ、
そして青いバラの話まで、興味深い話が詰まった一冊でした。
徹底的に消費者と向かい合う開発姿勢は非常に参考になります。
開発担当の方以外にも、読み物としてとてもおもしろいと思っていただけそう。
「サントリー 知られざる研究開発力」 秋場良宣著 ダイヤモンド社 1500円+税
石脇
コーヒーサイエンスの2年に1度の国際学会。ようやく次回のアナウンスがありました。
以前は生産国で開催された後は、消費国での開催が通例となっており、私のように
先進国に縁のない出張生活を送っている者にとっては貴重な機会だったのですが、
ブラジル、インドネシア、そして今回のコスタリカ、と生産国での開催が続いています。
少々残念ですが、コスタリカは私にとって初めての産地、思い出の地です。
来年の11月がいまから楽しみ!
ポスター発表くらいはしたいところで、内容を検討します。
農薬問題ではなく、もう少し本質的なところをぜひ。
詳細はこちらから。
石脇
本日から年に一度のコーヒー検定の鑑定士コースの講習会が始まります。
ここ数年教壇に立つのはこの機会だけなのでちょっと緊張します。
私の担当は「品質管理」。一日かけて、生豆から製品まで、品質管理に
ついて説明をおこないます。
試験の難易度は非常に高いようで、これまでの合格者は11名。 かなり
狭き門となっています。。。
1人でも多くの受講生がその門をくぐれるようにがんばります。
石脇
ビルマ難民のサポートに没頭してきた著者が、ある日突然難病に襲われ、
苦しみ、そして前を向いて歩き出すまでの過程が綴られています。
痛々しい内容なのですが、著者の前向きな姿勢と軽いタッチの文章に
救われます。もっともおじさんには多少の抵抗のある文章でしたが、、、
支えること、支えられること、
ボランティアとはどうあるべきか、
社会とはどうあるべきか、
などなどいろいろなことを考えさせる一冊でした。
「困っているひと」 大野更紗著 ポプラ社
ISBN978-9-591-12476-5 1400円+税
石脇