コラム

今年のボンジャルディンもなかなかのおいしさ!

2009/01/10 Saturday 10:35

すでに会員のみなさまにはメルマガで発信していますが、

ブラジルプレミアムコーヒーボンジャルディンが入港しました。

 

入港時のカップテストに私も参加させてもらいました。 私自身は

カップテスターではないので細かな表現はできませんが、

ナチュラル、パルプドナチュラルともにいろいろな焙煎度で楽しめ

そうな印象を持ちました。

また、ブレンドにもストレートでも良さそうです。

 

ぜひ一度ボンジャルディンをお試しください。 精選による風味の

違いを比較して楽しんでいたくのもいいかと思います。

石脇

缶コーヒーレビュー2008

久須美 雅士さんがガイドをなさっている All About コンビニグルメに

缶コーヒーレビュー2008が掲載されています。

缶コーヒー開発の仕事からはしばらく遠ざかっていて、商品自体を

注意深く見る機会も減っていることを実感しました。私にとっては

いい反省材料となりました。。。

石脇

東チモール エルメラ・マウンテンコーヒー

2009/01/07 Wednesday 06:41

ニューフロンティアエイジの記事(その1その2)より。

たいへんすばらしい取り組みだと思います。

ただ、ホントの村おこし、国づくりに繋げるには「価格に見合った

おいしさ」であることが必須。指導の成果が商品に現れていると

いいですね。

石脇

いつまでもおいしいコーヒーが飲めますよに

昨日は日本サステイナブルコーヒー協会(SusCAJ)の理事会に参加してきました。

各認証団体の方々にもご参加いただき、本年の活動について話し合いがおこなわれ

ました。充実の一年になりそうです。

現在までに決まっている分についてはこちら をご参照ください。

 

「おいしいコーヒーをいつまでも!」そんな思いがある方であれば、どなたでも

SusCAJ にご参加いただけます。入会案内はこちら。申込書はこちら です。

 

気分良く乗った帰りの新幹線の電光掲示板に「エチオピア産コーヒーの輸入量

激減」のニュースが。サステイナビリティのために、今一番クリアしたい課題

ですが、国や法律が絡んでくると敷居がぐっと高くなってしまいます。。。

石脇

 

 

極上の本 極上のコーヒー

2009/01/05 Monday 10:32

「Invitation」 No.71に表題の特集があります。

コーヒーを飲みながら本を読む。私の場合、両者は常に別々なので

あまりピンとこないのですが、これはたしかに贅沢な時間の過ごし方

かもしれません。非常におもしろい切り口だと思います。

税込み680円 ぴあ株式会社

 

ついでにあと2冊最近読んだ本からご紹介。

「コーヒータイムブック」 1600円+税 青山出版社

川口葉子さんのコーヒーへの向き合い方が非常におもしろくて

買ってみました。これもまたコーヒーの愉しさを伝えてくれる本だと

思います。2年前、パリでの空き時間に独り映画「アメリ」の風景を

歩いたことを思い出しました。

 

「フードマイレージ」 1800円+税 日本評論社

食糧の輸送量だけでなく、輸送の道のりや手段を考慮することで

私たちの国の現状が少し違う角度から見えてきます。

私たちが地球に与えている負荷を知ることはできても、それを無理なく

すぐに改めることはとても難しいのですが、、、

石脇

焙煎の記録

焙煎を始めて10年は経っているかと思います。

今ではコーヒーの風味の9割程度は原料(生豆)で決まると考えていますが、

決して焙煎を軽視している訳ではなく、だからこそ毎朝自分で焙煎することに

強く拘っています。

焙煎はとても楽しく、そしてとても深い。その深みに気づかなければ私はプロに

なっていなかったと思います。

 

焙煎を記録して、蓄積したデータから焙煎のナゾに迫ろう。その感覚は最初に焙煎

した時から仕事柄普通にありました。実はこれまでに焙煎したほとんどの記録は

まだ残っています。

最初は手網。コンロの火力、焙煎時の重量変化などが記録されています。

本格的に取り組んだ手回しの焙煎機にはガスの流量計を付けて管理していました。

プロになってからは色を測るようになったり、さらにはできあがったコーヒーを分析

機器にかけて、味や香りのデータをとるようになったり。そして、データをExcelで

管理するようになりました。蓄積されたデータは次の焙煎の道標。私の財産です。

 

データ蓄積のために、これまでは1分おきに表示される温度を記録してきましたが、

昨年秋から富士珈機さんのロースティングコンパス を使用しています。

既存の温度計に自分で取り付けるだけ(作業時間数分)で、記録の精度を上げつつ、

記録の煩わしさから解放されます。結果の処理もしやすくて、これはかなりの優れもの!

 

現在の焙煎環境は↓こんな感じになっています。ロースティングコンパスで記録を

取り、焙煎後にカラーメーターで色を測ります。これだけでも蓄積するといろいろと

見えてくるのです。

 

石脇

冬休みの友

2008/12/30 Tuesday 14:22

子供の頃、休みの度に宿題が出ることが苦痛で仕方なかったのですが、

今は長期の休みがあることの方が苦痛で、手許に実験室も生豆もない

まとまった時間をどう楽しく過ごすべきか頭を悩ませます。

 

年末年始は郷里鹿児島に帰ります。

本を読んだり、コーヒーのことをぼーっと考えたりしながら過ごす予定。

イギリスのAmazonにはコーヒー本の掘り出し物があることが結構多く、

この休みのために2冊買いました。一つはフェアトレードの本、そしてもう

一つは線虫の本です。

これが今年の冬休みの友

 

あとはたまっている論文も読まなければ。

ストックしてある論文のデータをメンバーズサイトで公開しようと思いつつ

どんどん時間が過ぎています。そのうちに。ぜひ。

 

私にとっては一日の重みは全て同じで、暦が新しくなることに何のめでたさも

感じないのですが、とりあえず最後にごあいさつ。

今年も一年お世話になりました。来年はより濃い珈琲生活を送れるよう、

そしてそれをみなさまと共有して楽しめるよう一層努力します。てれまかし。

石脇

人気サイトの威力

2008/12/28 Sunday 16:21

川口さんにお願いしてインタビュー記事からここにリンクをはってもらいました。

「期待しないで」とのことでしたが、さすが超人気サイト!アクセス数がぐ?んと

伸びました。

 

All About カフェからきてくださった方、ちょっと手を振ってくださいますか?

 

ものすごい数です。(ホントに画面に手を振ってくださった方がいたりして。。。)

 これまでコーヒー関連の「隠れたおもしろサイト」として紹介されたことは何度か

あったのですが(隠してないのに)、あまり伸びはありませんでした。

人気サイトの威力を改めて思い知りましたね。

 

残念ながら特濃の話題が繰り広げられているメンバーズサイトは当社のお客様

にしかごらんいただけないのですが、それなりの濃さのあるこのコラムを末永く

ご愛読いただければ幸いです。

石脇

「カフェとうつわの旅」

先日、All About カフェのガイド役川口葉子さんにお目にかかり、

いろいろとお話してきました。

元コーヒーおたくの私が挙げる数々のマニアックなお店を全てご存知だった!

おしゃれなカフェ専門の方だと思っていたので、かなりびっくりしました。さすが!

 詳細についてはこちらこちらをごらんください。

※かなり美化された私がいますが、これは川口さんのテクニックによるものです。。。

 

 私とは違う切り口でコーヒーの魅力を見せてくださる川口さんの本を紹介します。

「カフェとうつわの旅」。写真を眺めているだけでとても和みます。文章を読むと今すぐ

に行きたくなります。

青山出版社 1600円+税

 

そして、これは川口さんにいただいたトルコのお土産。ロクムという有名なお菓子

というお話でした。日本人には親しみやすいとてもおいしいお菓子でした。

石脇

モカ:店頭から姿消す?

2008/12/27 Saturday 17:34

毎日jpの記事より。

いいかげんに「基準値の何倍か」でものを語るのは止めてもらいたい!

消費者の不安を不当に煽るだけです。

「安全のために基準は厳しく設定されている」?

作物に個別に設定された残留基準値と安全性とは全く関係ありません。

 

先日の議員の質問もそうですが、影響力のある立場の方がちゃんとした

知識もなく語る言葉はしばしば真実味を帯びて私たちを誤った方向に

導きます。これを防ぐには権威を鵜呑みにしないことがとても大切。

(コーヒー「こつ」の科学も鵜呑みにしてはいけません。権威じゃないけど)

そして、知らないことのこわさを知ることも大切です。

私たちにとって農薬のホントのこわさはその毒性にあるのではありません。

私たちが農薬のことをよく知らずに徒に怖がっていることにあるのです。

 

安全性と無関係なところで次々と大切につくった商品が捨てられていく

生産者の気持ちにこそ思いを馳せてほしい。

石脇

 

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