コラム 月別記事一覧

2009年01月

2009年01月30日

1935年出版の本です

"AN INVESTIGATION OF THE CHEMICAL CHANGES
OCCURRING IN THE ROASTING COFFEE"

古本屋で発掘しました。古本のにおいがプンプンします。

古い文献の場合、データの精度に問題があったり、考え方自体が

現在と違ったりすることもままありますが、その時点でできることを

とことんやるその取り組み姿勢は非常に勉強になります。

見習わないと。。。

 石脇

2009年01月26日

2月のテーマは「インドネシア」

2月は基礎セミナー。今回のテーマはインドネシアです。

カッピング、エリア担当のとれたて情報、などなど今回も盛りだくさんの

内容となっております。

エントリーお待ちしております

石脇

1月のセミナー終了

今回もお忙しい中たくさんのお客様にご参加いただきました。

ありがとうございます!

今回は入港したてのボンジャルディンのうちナチュラルを試飲して

いただきました。個人的には過去最高のデキじゃないかと思って

いるのですが、試飲の評価も上々でとってもうれしい!

また、「タンザニア特集」「精選機械入門」いずれもお楽しみいただけた

ようで、ホッとしています。

 

もっとどっぷり漬かりたい方に。

「コーヒーと南北問題」 辻村英之先生が書かれた本。タンザニアの

コーヒー産業の一つの側面といえると思います。

「タンザニアを知るための60章」 タイトルどおりタンザニアを知ることが

できます。非常に読みやすいです。

「COFFEE, CO-OPERATIVES AND CULTURE」 生産者組合の

お話です。(舞台はお隣のケニアですが)

 

石脇

2009年01月23日

コーヒー農園で披露宴

nikkansports.comの記事より。

女優沢尻エリカさんの結婚披露パーティーがハワイのコーヒー農園

でおこなわれるそうで・・・。

「シュガー&スパイス 風味絶佳」や「手紙」を観て、存在感のある

女優さんという印象は持っていたのですが、こんなニュースを聞くと

親近感がぐ?んと増します。お幸せに!

石脇

アフリカを感じるTV

私にとっては早起きして成田に飛んで、さらにアメリカを経由する中南米よりも

仕事を終えてから関空へ行って、一度ドバイを経由するだけで入れる

アフリカの方が心の距離はずっと近いのですが、多くの方々にとっては

それは遠い遠い国々であるように感じます。

そんなみなさまに心の距離を縮めてくれるTV番組を2つ紹介。

1つは西村雅彦さんの「赤道大紀行」。明日1/24放送です。

もう1つは「宮崎あおい、心にしみるアフリカ?生命輝く大地・ルワンダ?」。

こちらは3/1放送のようです。

石脇

2009年01月19日

JAL カーボンオフセットサービス導入

移動にJALを利用する機会の多い私にとってとてもうれしいニュースでした。

「ホームページにアクセスして、利用便の出発地、到着地、搭乗クラスなどの

情報を入力すると、自分が航空機の利用を通じて排出するCO2量が算出され、

その全量または一部を希望のCO2削減プロジェクトにクレジットカード決済にて

寄付することで排出するCO2の埋め合わせできるようになる」とのこと。

 

JALの楽しみ「休日はコーヒー・トリップ」、今月は「倉敷珈琲館」でした。

昔一度だけ訪問したことがあります。倉敷の街並みにぴったりの雰囲気のお店

でした。「ドライブラック」という特濃のおいしいコーヒーが印象に残りました。

石脇

 

ボンジャルディンの商品説明ができました!

第1版のダウンロードはこちらから。

現在今回入港分の成分分析を進めています。それについては

第2版でお届けします。

今年のボンジャルディンは濃厚な甘さが特徴的だと思います。

ぜひ一度お試しください!

石脇

2009年01月16日

コーヒーでサンゴ育成

天王洲アイルにオープンした沖縄がテーマのカフェ「アルトゥーレ・トラベルカフェ」では

店内で販売したコーヒーの売り上げの一部をサンゴの保護活動に取り組むNGOに

寄付するとのこと。詳細はこちらから。

非常にユニークな試み。コーヒーの付加価値はおいしさだけでなく、飲む側の気持ちを

温めてくれるものならば、いろいろな形があっていいと思います。

石脇

2009年01月10日

今年のボンジャルディンもなかなかのおいしさ!

すでに会員のみなさまにはメルマガで発信していますが、

ブラジルプレミアムコーヒーボンジャルディンが入港しました。

 

入港時のカップテストに私も参加させてもらいました。 私自身は

カップテスターではないので細かな表現はできませんが、

ナチュラル、パルプドナチュラルともにいろいろな焙煎度で楽しめ

そうな印象を持ちました。

また、ブレンドにもストレートでも良さそうです。

 

ぜひ一度ボンジャルディンをお試しください。 精選による風味の

違いを比較して楽しんでいたくのもいいかと思います。

石脇

缶コーヒーレビュー2008

久須美 雅士さんがガイドをなさっている All About コンビニグルメに

缶コーヒーレビュー2008が掲載されています。

缶コーヒー開発の仕事からはしばらく遠ざかっていて、商品自体を

注意深く見る機会も減っていることを実感しました。私にとっては

いい反省材料となりました。。。

石脇

2009年01月07日

東チモール エルメラ・マウンテンコーヒー

ニューフロンティアエイジの記事(その1その2)より。

たいへんすばらしい取り組みだと思います。

ただ、ホントの村おこし、国づくりに繋げるには「価格に見合った

おいしさ」であることが必須。指導の成果が商品に現れていると

いいですね。

石脇

いつまでもおいしいコーヒーが飲めますよに

昨日は日本サステイナブルコーヒー協会(SusCAJ)の理事会に参加してきました。

各認証団体の方々にもご参加いただき、本年の活動について話し合いがおこなわれ

ました。充実の一年になりそうです。

現在までに決まっている分についてはこちら をご参照ください。

 

「おいしいコーヒーをいつまでも!」そんな思いがある方であれば、どなたでも

SusCAJ にご参加いただけます。入会案内はこちら。申込書はこちら です。

 

気分良く乗った帰りの新幹線の電光掲示板に「エチオピア産コーヒーの輸入量

激減」のニュースが。サステイナビリティのために、今一番クリアしたい課題

ですが、国や法律が絡んでくると敷居がぐっと高くなってしまいます。。。

石脇

 

 

2009年01月05日

極上の本 極上のコーヒー

「Invitation」 No.71に表題の特集があります。

コーヒーを飲みながら本を読む。私の場合、両者は常に別々なので

あまりピンとこないのですが、これはたしかに贅沢な時間の過ごし方

かもしれません。非常におもしろい切り口だと思います。

税込み680円 ぴあ株式会社

 

ついでにあと2冊最近読んだ本からご紹介。

「コーヒータイムブック」 1600円+税 青山出版社

川口葉子さんのコーヒーへの向き合い方が非常におもしろくて

買ってみました。これもまたコーヒーの愉しさを伝えてくれる本だと

思います。2年前、パリでの空き時間に独り映画「アメリ」の風景を

歩いたことを思い出しました。

 

「フードマイレージ」 1800円+税 日本評論社

食糧の輸送量だけでなく、輸送の道のりや手段を考慮することで

私たちの国の現状が少し違う角度から見えてきます。

私たちが地球に与えている負荷を知ることはできても、それを無理なく

すぐに改めることはとても難しいのですが、、、

石脇

焙煎の記録

焙煎を始めて10年は経っているかと思います。

今ではコーヒーの風味の9割程度は原料(生豆)で決まると考えていますが、

決して焙煎を軽視している訳ではなく、だからこそ毎朝自分で焙煎することに

強く拘っています。

焙煎はとても楽しく、そしてとても深い。その深みに気づかなければ私はプロに

なっていなかったと思います。

 

焙煎を記録して、蓄積したデータから焙煎のナゾに迫ろう。その感覚は最初に焙煎

した時から仕事柄普通にありました。実はこれまでに焙煎したほとんどの記録は

まだ残っています。

最初は手網。コンロの火力、焙煎時の重量変化などが記録されています。

本格的に取り組んだ手回しの焙煎機にはガスの流量計を付けて管理していました。

プロになってからは色を測るようになったり、さらにはできあがったコーヒーを分析

機器にかけて、味や香りのデータをとるようになったり。そして、データをExcelで

管理するようになりました。蓄積されたデータは次の焙煎の道標。私の財産です。

 

データ蓄積のために、これまでは1分おきに表示される温度を記録してきましたが、

昨年秋から富士珈機さんのロースティングコンパス を使用しています。

既存の温度計に自分で取り付けるだけ(作業時間数分)で、記録の精度を上げつつ、

記録の煩わしさから解放されます。結果の処理もしやすくて、これはかなりの優れもの!

 

現在の焙煎環境は↓こんな感じになっています。ロースティングコンパスで記録を

取り、焙煎後にカラーメーターで色を測ります。これだけでも蓄積するといろいろと

見えてくるのです。

 

石脇